こんにちは!ミミとハナの健康生活ラボへようこそ!
ここでは、耳鼻咽喉科ナースが提案する、日常の耳・鼻・喉ケアをミミとハナで分かりやすくお伝えしていきます。
くしゅん!、、今年の花粉症はひどいや
年々、花粉症持ちの人口が増えているもんね、、
毎年、ひどい花粉症の症状に悩まされていませんか?
毎年花粉の季節が始まると、鼻水や目のかゆみ、くしゃみなどの症状で日常生活がつらくなる方も多いはず。このお悩みを解消するためのポイントがいくつかあります。外出時の花粉対策や室内環境の整備、さらに適切な薬の使用することによって、花粉の影響を最小限に抑えることが可能です。
この記事で紹介するひどい花粉症への対策は、即効性があり取り入れやすいものなのですぐに実践できます。正しい花粉症対策を取り入れ、今年の花粉シーズンを乗り切りましょう。
・正しい花粉症対策が分かる
花粉症とは?
花粉症がひどい時期には、徹底した花粉対策が生活の質を大きく向上させます。特に、外出時の防護策と室内環境の整備、適切な薬の利用が効果的です。これらを日常的に実践することで、花粉症の症状を軽減し、快適な生活を取り戻せます。
花粉症は、スギやヒノキなどの花粉が鼻や目、喉の粘膜に付着することで起こるアレルギー反応です。
いろいろな種類の花粉があるから花粉は年中飛んでいるんだよ
スギとヒノキのアレルギーを持つ患者さんは多いね
花粉は風に乗って遠くまで飛散し、ピーク時には屋外だけでなく、家の中にまで侵入します。対策を怠ると、症状は重くなり、日常生活に支障をきたすことも少なくありません。特に、日本では花粉シーズンが長いため、早期から対策を取ることが重要です。(ちなみに花粉の飛散している時期は年々長期化しています。温暖化の影響かと、、。)日常生活の中でどれだけ花粉との接触を減らせるかが、症状の軽減に直結していきます。
花粉症の具体策
外出時の対策
花粉症の対策でまず考えるべきは、外出時にできる限り花粉との接触を避けることです。以下の方法が有効です。
- マスクの着用
花粉用マスクは一般的な不織布マスクに比べて、微細な花粉粒子を防ぐ効果が高いです。市販されている花粉専用の高機能マスクを使用することで、鼻や喉への花粉の侵入を防ぎます。フィット感の良いものを選ぶと、効果がさらに高まります。
- メガネの着用
花粉は目の粘膜にも付着しやすく、かゆみや充血、涙目を引き起こします。専用の花粉症メガネを使用すると、目に侵入する花粉の量を大幅に減らせます。特にサイドがカバーされたメガネが効果的です。
- 服装選び
意外にも大切な対策が服装。花粉が付きにくい素材の衣服を選ぶことも重要です。ウールやフリースのような花粉が付着しやすい素材ではなく、表面が滑らかなナイロンやポリエステル素材の衣服を着用すると、家に持ち帰る花粉の量が減少します。また、帽子をかぶることで髪に付着する花粉を防ぐことも効果的です。 - 帰宅後の対策
外から帰ってきた際には、花粉を室内に持ち込まないよう注意が必要です。玄関で衣服についた花粉をしっかり払ったり、花粉を落とすためにシャワーを浴びて体や髪を洗い流すことが推奨されます。特に、目や鼻の周りは花粉が付きやすいので、入念に洗顔しましょう。
室内環境の整備
家の中での花粉対策も非常に重要です。室内に花粉が入り込むと、休息する環境でさえ症状が悪化する可能性があります。以下の対策が効果的です。
- 窓の開閉に注意
花粉の飛散が多い時期は、窓を開ける時間やタイミングに注意しましょう。朝早くや夜遅くは花粉が少ないため、この時間帯に換気を行うのが理想です。天気の良い日や風が強い日は窓を閉めるようにし、換気が必要な場合は短時間で済ませるように心がけましょう。 - 空気清浄機の活用
花粉を室内に持ち込んだ場合や、外部から入ってくる花粉を減らすためには、空気清浄機が効果的です。花粉対応のフィルターが搭載された空気清浄機を使用すると、部屋の空気中の花粉を除去し、症状の悪化を防げます。特に、寝室に設置することで、睡眠時の花粉吸入を防ぎ、より質の良い休息が取れます。
- こまめな掃除
室内に入り込んだ花粉を除去するためには、こまめな掃除が必要です。掃除機をかける際は、床やカーペットの花粉を効果的に吸い取ることが大切です。また、拭き掃除も併用すると、家具や棚に溜まった花粉を取り除けます。
薬の使用
花粉症の症状がひどい場合、薬による対策は効果的です。市販薬や処方薬を活用することで、日常生活の快適さを保つことができます。
耳鼻咽喉科ナースの身としてはしっかり医師に相談しアレルギー検査をすることをおすすめします。ご自身の持つ花粉アレルギーを知ることで対策すべき時期が分かるからです。
- 抗ヒスタミン剤
花粉症によるアレルギー反応を抑えるための抗ヒスタミン剤は、鼻水やくしゃみ、目のかゆみを軽減するのに役立ちます。眠気が少ないタイプのものも市販であるため、仕事や家事の合間にも安心して使用できます。 - 点鼻薬や点眼薬
鼻づまりや目のかゆみには、局所的に症状を和らげる点鼻薬や点眼薬が効果的です。特に外出先でも使いやすいので、症状がひどくなる前に使用すると快適に過ごせます。
ここでは市販の点眼薬を紹介しますが、医師に処方してもらうことが効果的で安全なので気になる方は是非一度医療機関へ相談してください。
- シダキュア(スギ花粉アレルギーの方のみ)
花粉症を根本的に改善する治療法として注目されているのが、舌下免疫療法のシダキュアです。シダキュアは、スギ花粉のエキスを少量ずつ体に取り入れることで、免疫を徐々に慣らし、花粉症の原因に対する過敏な反応を抑えます。長期的な治療を必要としますが、根本から症状を軽減できる可能性があり、薬に頼りたくない方や、重度の花粉症の方におすすめです。
私の勤めるクリニックでは、スギ花粉アレルギーをお持ちの方にはシダキュア治療の開始を推奨しています。
シダキュアの治療で体質改善やアレルギー症状の軽減の効果が期待できます。
ただ、注意していただきたいことは微量ですがアレルゲンとなるスギの成分を投与することになるためアナフィラキシーショックという重大な副作用が出る可能性がございます。もちろん、治療を開始する前に抗アレルギー薬を内服して副作用が最小限になるよう予防するかと思いますが、しっかりクリニックで説明を受けて導入を検討してみてください。
また、デメリットとして長期の継続治療が必要になります。体質改善のため3〜5年は毎日一日一錠飲み続けなければなりません。もちろん、経過をみるため・お薬をもらうために毎月通院が必要になります。
シダキュアが気になる方はお近くの耳鼻咽喉科クリニックにご相談してみてください。
- 早期受診
花粉症の症状が年々悪化している場合は、早期に医師の診察を受け、適切な治療法を選ぶことが重要です。シダキュアを含む舌下免疫療法など、長期的な治療法についても専門医に相談することが推奨されます。
まとめ
花粉症対策は、外出時の防護策と室内環境の整備が鍵となりますが、特に室内での対策には空気清浄機が効果的です。中でもフジコーのブルーデオは、花粉を強力に除去する空気清浄機として高く評価されています。ブルーデオは高性能フィルターで花粉やホコリをしっかりキャッチし、清潔な空気を保つことができるため、室内でも快適に過ごせます。外出時の対策と併せて、ブルーデオを使用すれば、花粉の影響を大幅に軽減し、花粉シーズンを快適に乗り切ることが可能です。
室内の花粉対策には空気清浄機がおすすめだよ!
フジコーの空気清浄機について記事をまとめているから
しっかり花粉対策したい方は読んでみてね!
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